原動付自転車-総集編-
エキサイトブログには、いくつかの機能があります。
閲覧者がどのようなキーワードから当ブログに
たどり着いたか、というものがあります。
MUを除くと驚くべき事に、「JOG(4st)」や、「改造」といった
単語から当ブログを訪れる人が結構いる様なので、
今回は その様な人が当ブログに訪れて
「ただ変な奴がオンラインゲームのこと書いてるだけかよ」
と落胆させぬよう、出来るだけ検索ワードの要望に応えた記事を書こうと思います。
改造に関する記事は、当ブログのカテゴリの「原付」から参照して下さい。
この記事は 当ブログのカテゴリ「原付」の総集編として投稿しました。
あくまでも「意見」や「参考」程度に捉えて下さい。
***原付や、JOG(4st)に興味がある方へ*******
2stJOG(旧ZR)に比べ、最高出力は
7.2Ps/7000rpmから4.2Ps/8500rpmに変更されてしまい、
更には乾燥重量も約15kgほど増量しています。
馬力(Ps)とは、「1秒間で75kgの重量を1m動かす力」。
回転数(rpm)とは、「1分間のエンジン回転数」。
「馬力が高いから良い、エンジンが良く回るから良い」では無く、
必要数の馬力を、適切な回転数で発揮できているか。
これが非常に重要であると私は考えています。
2stJOG(旧ZR)は、7.2Ps/7000rpm。
一分間でエンジンが7000回転すると7.2馬力。
4stJOG(新ZR)は、4.2Ps/8500rpm。
一分間でエンジンが8500回転すると4.2馬力。
※最高出力時
新型JOG(4st)は、+1500(rpm)の回転数にも関わらず、
旧型JOG(2st)の馬力より-3Psです。
逆に言えば、旧型JOG(2st)は、最大出力時に
新型JOG(4st)に比べて-1500(rpm)の回転数でも
+3Psの馬力を発揮できる事になります。
数値と言えども、この差は圧倒的です。
原付の4stに 本格的な2stレベルの「速さ」を求めるのは難しいと思います。
記憶違いでなければ、4stが2stレベルの加速を手に入れるには
2倍の回転量が必要になる、という記事をどこかで見ました。
さて、私は何台か原動機付自転車を所有していました。
・JOG Aprio TypeⅡ(2st)
・JOG DX(4st)
・Vino(4st)
・Today(4st)
・Let's4(4st)...etc
JogAprioTypeⅡは、見た目が一見地味ですが、
50ccの原付において、規制馬力の限界7.2Psを叩き出します。
2stならではの、驚異的な加速力は魅力的です。
現行JOG(4st)は、最新モデルとだけあって、
兎にも角にも、格好良い仕上がり。
改造してヤンチャな見栄えに、カゴを付けて買物仕様に。
原付小僧から専業主婦まで、何でも来い状態。
オールラウンダーで、失敗知らず。
ガチガチに改造させた原付や、近所のお買物用など、
無意味に使い分けていました。
今となって思い返すと、
コンビニフックがある原付1台で十分だったと思います。
そんな私も、当時は某雑誌の影響で
どんな風に改造していこうか と胸を躍らせた物です。
時速30km制限や、二段階右折など、
正直な所、使い勝手が悪いのは紛れもない事実です。
これらの制限を排除する為に 排気量を増やして、
原付の二種登録(51~125cc)をする人もいます。
しかし、車両が小型である故に
取り回しの良さは抜群。
中型、大型バイクに比べると
気軽に運転できるのが魅力です。
原付可の駐輪場の多さもメリットと言えるでしょう。
エンジンを切り、押して歩く事も容易なので
咄嗟の事態にも対応ができる等、
「原付ならでは」の利点も多いです。
-2016/11/08追記-
原付に興味がある、改造って楽しい!
そんな気持ちで当ブログに訪れる方が今でも居る様なので追記します。
私も未だにバイクに乗る生活を楽しんでいます。
Ninja250とGN125Hに乗る日々であります。
時折、自動車に乗る事もありますが
自由に操り、駆ける幸せは、バイクだからこそ。
原付に対しても興味が薄れません。
未だにネットや雑誌で情報収集を欠かしません。
時速30kmで「怖い!でも早い!」と驚き
道路に出る事を恐れながらも操作する楽しさを知り、
鈍足ながらも燃費が良くて遠くに行けて、
改造して[自分だけのバイク]に仕上げる喜び。
私の周りにはバイクに興味を持っている人が皆無で
一人だけでバイクを走らせる事が多いのが、唯一残念だと
今でも思い続けています。
乗ったらこんなに楽しいのに・・・。
そう思っていても、他人に勧める事はしません。
交通事故を起こして、死ぬ一歩手前までを経験したからです。
下り坂を数十メートル吹っ飛びました。
電柱に体を打っていたら即死だったと思います。
体中が痛くて、意識は朦朧として、
ぐちゃぐちゃになった左足には障害が残りました。
普通に暮らす分には不自由がありませんが、
激しい運動は左足が耐えられません。
だから、簡単に「楽しいからやってみようよ」とは言いません。
バイクに乗る楽しさは、死んでも後悔しない人だけが
許される特権なのだと私は勝手に思っています。
さて、原付との出会いが無ければ、自動二輪に乗る事も
おそらく無かっただろうと今では思う程です。
JOG(4st)は、最高馬力が4.2PSから4.5PSに向上されたり、
他社メーカーからも最新車種が多く発表されました。
優等生HONDAからは[DUNK]や[タクト]が発表されたりと
二輪業界が縮小されていくのではないかと恐れられている昨今
それでも尚、世の中に選択肢を提供してくれる会社に感謝したい。
そして、原付を改造してみたい人に幾つか知っておいてほしい。
原付は原付であって、それ以上でも以下でもない。
当然の事だが、これを理解していないと取り返しのつかない事になる。
私自身が失敗した一人なので、自信を持って言える。
例えば、足回りを強化しようとしてキャリパーをブレンボ製に取り替えたり、
マフラーを格好いい社外製品と交換、ホイルベースを伸ばしてみる事、色々あります。
はっきり言って、完全に自己満足の世界です。
虚勢されたと言われる現行機の250ccのバイクですら、
アクセルを回せば一瞬で時速100kmに到達します。
新車の原付と、中古の単車の価格が一緒なら、後者を選びます。
ハズレを引かない限り、買った後にできる[改造の幅]が全く違いますから。
50ccの白ナンバーをつけた原付を改造する事で自分は幸せかもしれませんが、
理解が無い人からすれば「馬鹿のする事」としか思われません。
駆ける喜びを楽しむならば、最低でも51cc以上を勧めます。
昔に存在した2stモデルの一部、現規制を簡単に抜け出すような
所謂「過去のトンデモ遺産」達は、改造に伴って
メーカー側の予期せぬ操作や動作を押さえ込めるだけの知識やアイテムが必要ではあります。
簡単に前輪が持ち上がったり、足回りやフレーム、エンジン等が純正では耐えられないからです。
しかし、時代は進みました。
環境規制で虚勢された4stモデルの現行機は、正直言って改造する必要がありません。
エンジンは堅牢に作られ、フレームもそれなりの強度を誇ります。
ブレーキもディスクやドラムが奢られ、高品質な作りです。
マフラーも静かで燃費や環境を配慮した、すばらしい物です。
当然の事ですが、全てが完成しています。
強いて言えばリアショック・グリップヒーター等、
運転が楽になる改造を強く勧めます。
外装を変えて楽しむ事は意味がありますが、
それ以上は無いと思ったほうが良いです。
性能面の改造は何かを得て、確実に何かを失います。
例えば、マフラーを例に挙げてみます。
けたたましい爆音・僅かな性能上昇に伴い、
世間の目や燃費性能が悪化します。
中には政府否認証の社外製品や、
バッフルを取り外せてしまう物も存在します。
スクーター改造の定番、ロングホイール。
外見が派手になり、直進安定性が増します。
その代わりに、旋回能力が著しく低下します。
小回りが利く原付には致命的。
極端な話をしましょう。
何か1つ改造すると、何かに満足します。
同時に、何か物足りなさを感じるのです。
それを補う為に、また1つ改造します。
すると、前回改造した部分は改善されます。
しかし同時に他の不満が生まれてきます。
そうして終わる事の無い永久ループ。
気づけば原型を失った別物になっている。
そして費やした金額を見て思う事でしょう。
「お金を貯めて、もっと良いバイクが買えたな」と。
幾つか例を挙げましたが、結局は自己責任です。
満足の有無も、本人のみぞ知るところ。
バイクは売られている姿が完成品。
初めて原付を改造してみようと思っている人が本文を読んでいたら
[弄るという事は、バランスを崩す事]と忘れないで欲しい。
閲覧者がどのようなキーワードから当ブログに
たどり着いたか、というものがあります。
MUを除くと驚くべき事に、「JOG(4st)」や、「改造」といった
単語から当ブログを訪れる人が結構いる様なので、
今回は その様な人が当ブログに訪れて
「ただ変な奴がオンラインゲームのこと書いてるだけかよ」
と落胆させぬよう、出来るだけ検索ワードの要望に応えた記事を書こうと思います。
改造に関する記事は、当ブログのカテゴリの「原付」から参照して下さい。
この記事は 当ブログのカテゴリ「原付」の総集編として投稿しました。
あくまでも「意見」や「参考」程度に捉えて下さい。
***原付や、JOG(4st)に興味がある方へ*******
2stJOG(旧ZR)に比べ、最高出力は
7.2Ps/7000rpmから4.2Ps/8500rpmに変更されてしまい、
更には乾燥重量も約15kgほど増量しています。
馬力(Ps)とは、「1秒間で75kgの重量を1m動かす力」。
回転数(rpm)とは、「1分間のエンジン回転数」。
「馬力が高いから良い、エンジンが良く回るから良い」では無く、
必要数の馬力を、適切な回転数で発揮できているか。
これが非常に重要であると私は考えています。
2stJOG(旧ZR)は、7.2Ps/7000rpm。
一分間でエンジンが7000回転すると7.2馬力。
4stJOG(新ZR)は、4.2Ps/8500rpm。
一分間でエンジンが8500回転すると4.2馬力。
※最高出力時
新型JOG(4st)は、+1500(rpm)の回転数にも関わらず、
旧型JOG(2st)の馬力より-3Psです。
逆に言えば、旧型JOG(2st)は、最大出力時に
新型JOG(4st)に比べて-1500(rpm)の回転数でも
+3Psの馬力を発揮できる事になります。
数値と言えども、この差は圧倒的です。
原付の4stに 本格的な2stレベルの「速さ」を求めるのは難しいと思います。
記憶違いでなければ、4stが2stレベルの加速を手に入れるには
2倍の回転量が必要になる、という記事をどこかで見ました。
さて、私は何台か原動機付自転車を所有していました。
・JOG Aprio TypeⅡ(2st)
・JOG DX(4st)
・Vino(4st)
・Today(4st)
・Let's4(4st)...etc
JogAprioTypeⅡは、見た目が一見地味ですが、
50ccの原付において、規制馬力の限界7.2Psを叩き出します。
2stならではの、驚異的な加速力は魅力的です。
現行JOG(4st)は、最新モデルとだけあって、
兎にも角にも、格好良い仕上がり。
改造してヤンチャな見栄えに、カゴを付けて買物仕様に。
原付小僧から専業主婦まで、何でも来い状態。
オールラウンダーで、失敗知らず。
ガチガチに改造させた原付や、近所のお買物用など、
無意味に使い分けていました。
今となって思い返すと、
コンビニフックがある原付1台で十分だったと思います。
そんな私も、当時は某雑誌の影響で
どんな風に改造していこうか と胸を躍らせた物です。
時速30km制限や、二段階右折など、
正直な所、使い勝手が悪いのは紛れもない事実です。
これらの制限を排除する為に 排気量を増やして、
原付の二種登録(51~125cc)をする人もいます。
しかし、車両が小型である故に
取り回しの良さは抜群。
中型、大型バイクに比べると
気軽に運転できるのが魅力です。
原付可の駐輪場の多さもメリットと言えるでしょう。
エンジンを切り、押して歩く事も容易なので
咄嗟の事態にも対応ができる等、
「原付ならでは」の利点も多いです。
-2016/11/08追記-
原付に興味がある、改造って楽しい!
そんな気持ちで当ブログに訪れる方が今でも居る様なので追記します。
私も未だにバイクに乗る生活を楽しんでいます。
Ninja250とGN125Hに乗る日々であります。
時折、自動車に乗る事もありますが
自由に操り、駆ける幸せは、バイクだからこそ。
原付に対しても興味が薄れません。
未だにネットや雑誌で情報収集を欠かしません。
時速30kmで「怖い!でも早い!」と驚き
道路に出る事を恐れながらも操作する楽しさを知り、
鈍足ながらも燃費が良くて遠くに行けて、
改造して[自分だけのバイク]に仕上げる喜び。
私の周りにはバイクに興味を持っている人が皆無で
一人だけでバイクを走らせる事が多いのが、唯一残念だと
今でも思い続けています。
乗ったらこんなに楽しいのに・・・。
そう思っていても、他人に勧める事はしません。
交通事故を起こして、死ぬ一歩手前までを経験したからです。
下り坂を数十メートル吹っ飛びました。
電柱に体を打っていたら即死だったと思います。
体中が痛くて、意識は朦朧として、
ぐちゃぐちゃになった左足には障害が残りました。
普通に暮らす分には不自由がありませんが、
激しい運動は左足が耐えられません。
だから、簡単に「楽しいからやってみようよ」とは言いません。
バイクに乗る楽しさは、死んでも後悔しない人だけが
許される特権なのだと私は勝手に思っています。
さて、原付との出会いが無ければ、自動二輪に乗る事も
おそらく無かっただろうと今では思う程です。
JOG(4st)は、最高馬力が4.2PSから4.5PSに向上されたり、
他社メーカーからも最新車種が多く発表されました。
優等生HONDAからは[DUNK]や[タクト]が発表されたりと
二輪業界が縮小されていくのではないかと恐れられている昨今
それでも尚、世の中に選択肢を提供してくれる会社に感謝したい。
そして、原付を改造してみたい人に幾つか知っておいてほしい。
原付は原付であって、それ以上でも以下でもない。
当然の事だが、これを理解していないと取り返しのつかない事になる。
私自身が失敗した一人なので、自信を持って言える。
例えば、足回りを強化しようとしてキャリパーをブレンボ製に取り替えたり、
マフラーを格好いい社外製品と交換、ホイルベースを伸ばしてみる事、色々あります。
はっきり言って、完全に自己満足の世界です。
虚勢されたと言われる現行機の250ccのバイクですら、
アクセルを回せば一瞬で時速100kmに到達します。
新車の原付と、中古の単車の価格が一緒なら、後者を選びます。
ハズレを引かない限り、買った後にできる[改造の幅]が全く違いますから。
50ccの白ナンバーをつけた原付を改造する事で自分は幸せかもしれませんが、
理解が無い人からすれば「馬鹿のする事」としか思われません。
駆ける喜びを楽しむならば、最低でも51cc以上を勧めます。
昔に存在した2stモデルの一部、現規制を簡単に抜け出すような
所謂「過去のトンデモ遺産」達は、改造に伴って
メーカー側の予期せぬ操作や動作を押さえ込めるだけの知識やアイテムが必要ではあります。
簡単に前輪が持ち上がったり、足回りやフレーム、エンジン等が純正では耐えられないからです。
しかし、時代は進みました。
環境規制で虚勢された4stモデルの現行機は、正直言って改造する必要がありません。
エンジンは堅牢に作られ、フレームもそれなりの強度を誇ります。
ブレーキもディスクやドラムが奢られ、高品質な作りです。
マフラーも静かで燃費や環境を配慮した、すばらしい物です。
当然の事ですが、全てが完成しています。
強いて言えばリアショック・グリップヒーター等、
運転が楽になる改造を強く勧めます。
外装を変えて楽しむ事は意味がありますが、
それ以上は無いと思ったほうが良いです。
性能面の改造は何かを得て、確実に何かを失います。
例えば、マフラーを例に挙げてみます。
けたたましい爆音・僅かな性能上昇に伴い、
世間の目や燃費性能が悪化します。
中には政府否認証の社外製品や、
バッフルを取り外せてしまう物も存在します。
スクーター改造の定番、ロングホイール。
外見が派手になり、直進安定性が増します。
その代わりに、旋回能力が著しく低下します。
小回りが利く原付には致命的。
極端な話をしましょう。
何か1つ改造すると、何かに満足します。
同時に、何か物足りなさを感じるのです。
それを補う為に、また1つ改造します。
すると、前回改造した部分は改善されます。
しかし同時に他の不満が生まれてきます。
そうして終わる事の無い永久ループ。
気づけば原型を失った別物になっている。
そして費やした金額を見て思う事でしょう。
「お金を貯めて、もっと良いバイクが買えたな」と。
幾つか例を挙げましたが、結局は自己責任です。
満足の有無も、本人のみぞ知るところ。
バイクは売られている姿が完成品。
初めて原付を改造してみようと思っている人が本文を読んでいたら
[弄るという事は、バランスを崩す事]と忘れないで欲しい。
by zinraisan | 2009-05-05 05:05 | 原付 | Comments(0)