走り終わった時速30km
四年間、大事に乗ってきたバイクがある。
四回の春夏秋冬を共に過ごし、
雨の日も、風の日も、屈する事無く。
たとえ私に対して喋ってくれなくとも、
このバイクと過ごした日々は、教えてくれるのだ。
数十万Kmと走った記録を残したメーター。
年数劣化か、そこはかとなく傷ついたカウル。
エキゾーストパイプについた錆。
買った当時こそ、
時速30Km制限の 普通の原動付自転車だった。
それでも、私はバイクの格好良さに惹かれてしまった。
自動二輪免許を取得して、エンジンを積み替えた。
目に見えない所にまでも、数多くの改造を施してきた。
恐らくは、中古の単車なら容易に買えてしまう程の金額だろう。
それでも勿体無いとは全く思わなかった。
このバイクが見せてくれる景色は狭くても 、
魅せてくれる世界が余りにも大きかった。
雑誌を買い漁り「こんな改造をしよう」と妄想に耽り、
バイク部品専門店に入り浸っては、地道にパーツを買い集めた。
ガレージで黙々と作業をするのが楽しくて仕方無かった。
個人経営のカスタムショップの人達とも出逢えた。
「工賃なんて必要無いから、試し乗りさせてよ」なんて、
目を輝かせていた店員さんの表情が今でも印象に残っている。
それでも、私の我侭で別れはやって来るのだ。
新車のNinja250Rが 私の家にやってきた時、私は考えた。
今度は誰かにバイクの楽しさを知って欲しい。
来月、手続きを済ました後に
このバイクは友人宅へ引き取られる。
お前が見せてくれた、狭くも広い世界。
友人にも見せてやってくれないか。
-今日のMU-
あいあいん君が一晩でやってくれました。
某漫画に登場する人物の様に、さらりと完遂する人なのだ。
EXホーリーストーム+13op16EXDである。
君臨のマント+13に引き続いて、私にプレゼントしてくれました。
左側:+9op16(EXD+Lv20/)
右側:+13op16(EXD)
※双方共にスキルエンチャント付与済
スキル表示では、若干ながらも上昇している。
しかし、問題は武器のステータス要求に合わせて体力を減らした結果、
接近攻撃力(%)が減少している事だ。
※モンスターはアイスウォーカーで実験
通常ダメージ底値は48上昇
EXDダメージ底値は62上昇という結果になりました。
結論を言えば、火力が僅かながらに増えています。
毎度ながら、私に良くしてくれるあいあいん君。
私や、某WIZ君の思いつきで 「こんなことをしたい!」と提案すると
遂には作曲まで して頂いている有様である。
この 爽やかな好青年は、誰に対しても慈悲深いのだろう。
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・・
・・・
「一応、迅雷號って人のブログなんだけどね」
枯れる様な声で呟いて、冷えた空気に曇った吐息を漏らす。
彼は今日も爆発ネタを掘り出しに行くのだ。
大切にしていた武器だが、周りの人が支えてくれてるから大丈夫だろう。
今の私なら、挑戦しても良いと思える「覚悟」が出来た。
「ソノ覚悟シカト受ケ取ッタ」
カモーン!
久しぶりに パンドラの鍵の出番かもしれない。
by zinraisan | 2013-02-16 23:32 | 日常(MU) | Comments(0)